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第5 第5 建築物等の耐震化・不燃化 建築物等の耐震化・不燃化 建築物等の耐震化・不燃化 建築物等の耐震化・不燃化

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1 建築物の耐震化 建築物の耐震化 建築物の耐震化 建築物の耐震化

市は、地震による建築物の被害を未然に防ぐとともに、住民の生命・財産を守るために、平成 23年5月に大網白里市耐震改修促進計画を策定している。同計画では、耐震化の現状と目標を 次の通り定めている。

■耐震化の現状と目標

区分 耐震化の現状 耐震改修等の目標

住宅 耐震化率:約82%

(住宅戸数は全体で 17,210戸、う ち、耐震性の不足するものが 3,123 戸)

死者数及び経済被害額を被害想定 から半減させるため、平成32年度に おける耐震化率の目標は95%とす る。

特定建築物※

(市有)

耐震化率:81.2%

(市の特定建築物は全体で32棟、

うち、耐震性の不足する建物が6 棟)

(民間) 耐震化率:100%

(民間の特定建築物は5棟ですべ てが耐震性を有している)

※不特定多数の人が利用する一定規模 以上の建物(庁舎、病院、学校、事務所、店舗など)

(1) 耐震化のための施策

① 市有建築物

庁舎、病院、学校等の市有建築物については、災害時において庁舎は被害情報収集や災害 対策指示等が行われ、学校は避難所等として活用されるなど、多くの市有建築物が応急活動 の拠点として活用されることとなる。このため、利用者の安全確保だけでなく、災害時の拠 点施設としての機能確保の観点から市有建築物の耐震性が求められるとの認識のもと、耐震 化の整備方針、整備目標を定めるとともに、整備プログラムの策定を行い、計画的かつ重点 的な耐震化の促進に積極的に取り組むものとする。

■耐震化の整備方針、整備目標

耐震化の整備方針 市有建築物の耐震化は、特定建築物及び地震災害時に応急活動の 拠点となる建築物等を優先的に整備するものとする。特に、特定建 築物のうち、防災上重要な建築物である復旧拠点施設及び救援・救 護施設については、優先的に整備するものとする。

整備目標 特定建築物については、平成32年度までに概ね全ての施設の耐 震改修を行うことを目指す。

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② 民間建築物

民間建築物に関わる地震対策は、建築物の所有者等が自己の責任において、自らの建築物 の安全性を確保することが原則であり、耐震改修促進法における特定建築物の所有者は、耐 震診断を実施し、必要に応じて耐震改修を行うよう努めなければならないとされている。

市は、こうした所有者の取り組みをできる限り支援するという観点から、本計画に基づき、

住宅及び特定建築物の所有者等に対する啓発、知識の普及、情報提供及び耐震化の支援等、

民間建築物の耐震改修等を促進させる施策を推進し、目標とする耐震化率の達成を目指す。

③ 地震発生時に通行を確保すべき道路

地震発生時において既存建築物の倒壊等により、地震災害時の救援、復旧・復興、避難及 び消火活動に必要な道路が閉塞され、諸活動の円滑な実施に支障をきたすことのないよう、

地震時に通行を確保すべき道路として指定する道路は、次の道路とし、その沿道の建築物で 道路を閉塞するおそれのあるものについては、耐震化の促進を図る。

■地震発生時に通行を確保すべき道路

定義等 県の緊急輸送道路 市の緊急輸送道路

緊急輸送道路

「大網白里市地域防災計画」に おいて、地震発生時に避難、救助、

物資の供給、諸施設の復旧等、広 範な応急対策活動を広域的に実施 するため、非常事態に対応した交 通の確保を図ることを目的として 指定された道路

1次路線:国道12 8号

2次路線:主要地方 道飯岡・一宮線

主要地方道千葉・大 網線

主要地方道山田台大 網白里線

④ 地震時の建築物の安全対策

エレベーターの閉じ込め対策、各種落下物対策、ブロック塀対策の推進等について、市は 県と連携して対応する。

⑤ 啓発及び知識の普及に関する事項

市は平成23年度に作成した地震ハザードマップの周知、相談体制の整備及び情報提供の 充実を図るとともに、建築物の所有者等に対して、適切かつ幅広い改修・補強方法の提示等 を要請する。

また、パンフレットの配布等や耐震相談会を実施し、建築物の所有者等の耐震化に関する 意識の啓発、知識の普及を行う。

⑥ 所管行政庁との連携に関する事項

市は県が行う耐震改修促進法に基づく指導・助言、指示、公表等、建築基準法に基づく勧 告、命令等について、県と連携して対応する。

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⑦ その他耐震診断及び耐震改修の促進に関し必要な事項

市は建築関係団体と情報交換を密に行い、連携して耐震診断及び耐震改修等の普及・促進 に取り組んでいくものとする。

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2 建築物の不燃化 建築物の不燃化 建築物の不燃化 建築物の不燃化

(1) 建築物の防火規制

市は、市街地における火災の危険を防除するための地域として、防火地域又は準防火地域を定 めており、防火地域2.4ha、準防火地域7.7haを指定している。(平成25年4月1日現在)

この防火地域及び準防火地域の指定に基づき、市は、耐火建築物又は準耐火建築物の建築を促 進する。

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